
ADS-Bを始めてみました。
航空無線のエアバンドをBGM代わりに聞きながらブログを書く日々の中で、自宅で「ADS-B」を使った航空機のデータ受信に挑戦してみました。
正直なところ、ただ電波を受信するだけでは「何が面白いの?」と感じる方もいるかもしれません。しかし、もともと何かを作ることが好きだった私にとって、安価なパーツを集めてアンテナをDIYし、自分が取得した生データがFlightradar24の膨大なシステムと繋がって航空業界の一部を支えていると実感できるのは、何ものにも代えがたい楽しみがあります。
今回は、そのアンテナ自作から設置、運用までの体験を備忘録としてまとめました。
1. 導入:なぜADS-Bを始めようと思ったのか
普段はアマチュア無線などはせず、エアバンドを楽しんでいる一環としてこの世界にたどり着きました。

無事に受信が成功したあと、AIと相談しながら「データログを取得してFlightradar24へアップロードすると、無料で有料プラン相当の機能が使えるようになる」という仕組みを知り、「DIYもできて上位アプリの機能も使えるなら面白そうだ!」と挑戦を決意しました。
2. 準備と材料
受信に必要なパーツや道具を自分で揃えました。コストを抑えつつ、自作ならではの工夫を楽しめる構成にしています。
- 同軸ケーブル(5C / 4Cでも可): 約5m(約8,000円)
- F型接栓(F型コネクタ): 受信機へ接続するためのパーツ(約600円)
- RTL-SDRドングル: 受信用のUSBドングル(約1,500円)
3. 工作と加工のポイント
アンテナを自作するにあたり、一番苦労しつつも面白かったのがエレメント(アンテナの芯線)の加工です。
- 同軸ケーブルの先端の被覆を剥き、中心にある白い絶縁体の中の導線(芯線)をぴったり69mm露出させて垂直に立てるのが最大のポイントです。この寸法を合わせることで、1090MHzの電波を効率よくキャッチできるようになります。
- その後、ショートなどを防ぐために塩ビ管の中へ収納することにしました。
- 取り付けの際はアルミの格子に固定しようとしたのですが、直接つけると近すぎてデータが取りにくいことに気づき、塩ビ管とアルミ格子の間に木片を挟んでインシュロックで括り付けるという工夫をしました。その瞬間、フッとデータが流れ始めたときの感動は忘れられません。



4. 設置とラズベリーパイでの運用
自作したアンテナを「Raspberry Pi 3」に接続し、受信データをFlightradar24へアップロードする設定を行いました。
無事にデータ送信が確認されると運営から連絡があり、専用のレーダーIDを紐付けることで、無事に無料での上位プラン(過去のフライト履歴などの利用権利)を手に入れることができました。自宅のアンテナが世界の空と繋がった瞬間です。
後で気がついたのですが、この地域でデータを送信しているのは私が「67番目」でした。常時送っている人がどのくらいいるのかは分かりませんが、思っていたよりも意外に多く、ブログを検索してみると近くにも数人の先人(仲間)がいるようです。いつかどこかで交流ができたら面白そうだなと思っています。
5. まとめとこれからの楽しみ
実際に運用を始めてみると、自分の手で作り上げたシステムが24時間休まず空のデータを捉え続けている様子を見るだけでワクワクします。
今後の目標は、自分で取得した受信データと実際のフライト情報を組み合わせて、「どの飛行機が、何時、どこへ行ったのか」を自分で上手く整理・データベース化していくことです。自宅にいながら航空機の動きを追うDIY、皆さんもぜひ試してみてはいかがでしょうか。


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